摂食障害(拒食症・過食症)

双極性障害の合併症として、摂食障害を患っている方も多いのではないでしょうか。

実際、双極性障害の合併症の代表の1つと言われており、私も合併症の1つとして患っております。

私は拒食症と過食症を繰り返しておりましたが、最近、摂食障害の症状が安定してきました。

この記事では、摂食障害に至った経緯とその過程、どのようにして症状が安定していったかを記したいと思います。

発症のきっかけ

私が摂食障害になったきっかけは、外国の1冊の本でした。物語の1場面だったのですが、主人公がストレス発散のために過食してそれを戻す、というシーンがありました。手をつっこんだり、やり方まで具体的に書かれていたのです。

それを読んだ当時の私はまだ中学生くらいでした。まだ幼く上手なストレス発散方法が見つけられない中、みんなに気付かれず、迷惑をかけず、発散できるストレス解消法としてまねるようになりました。

食べている間はイライラを忘れられるため、食べるだけ食べて、一気に出してスッキリするという方法を、解消できない大きなストレスを感じるたびに実践するようになりました。

拒食症と過食症の繰り返し

高校生になると、体型も気になるようになりました。そして、キャベツを中心にわずかな食事を摂り、炭水化物は一切食べないダイエットをするようになりました。

たまに友人などにお菓子を貰うことがありましたが、ある時食べると気持ちが悪くなり戻してしまうようになりました。それからお菓子を食べることはなくなりました。気が付くと、自身が少しでも太ると感じる食べ物は一切受け付けない身体になっていました。所謂拒食症です。

しかし、炭水化物やタンパク質を食べないと、頭が回らず学生生活に影響を及ぼすことに気付き、なんとか食べようと努力するのですが、食べては気持ち悪くて戻す、といった摂食と嘔吐を繰りかえすようになりました。

やがて社会人になるとさらに生活リズムが不安定になり、精神的ストレスも増し、1日に何度も過食嘔吐を繰り返すようになりました。

症状改善のための模索と失敗

このままでは身体にとってもよくないと分かりながらも、いくら調べても根本的な解決策のない症状と付き合っていく中で、結果的に失敗であった経験が1つあります。

それは、制酸剤(胃薬の一種。胃酸の分泌を止める効果がある。)を服用することです。

もともと薬と接する機会が多く、手が出しやすかったということもあり、制酸剤を服用しました。理由は、嘔吐後の胃酸の匂いを防ぐことと、胃酸で食道や喉が焼けるのを防ぐためです。

一般的な過食嘔吐と異なり、拒食症の嘔吐は、自身でコントロールできるものではなく生理的に食べ物を身体が受け付けず戻ってきてしまいます。

そのため、体調がよくないと外出先で戻すことも多く、その予防措置として制酸剤を服用していました。

しかし、拒食症が治らず、気が付けば3年以上毎日制酸剤を服用し続けた結果、胃に良性のポリープがたくさんできてしまいました。これは放置すれば治りますが、もし服用し続けていて、悪性ポリープ(癌)になったらと思うととても怖いことです。

症状安定の意外なきっかけ

私の症状が安定したきっかけは、結婚したことです。

結婚を勧めているのではありません。誰か心置きなく接することができる友人・家族・大切な人と一緒にいる時間を増やすことで、症状を安定化させることができます。

誰かと一緒にいると暴飲暴食もしないですし、ご飯食べるときも精神的に安定するのか、摂食後気持ち悪くなり嘔吐する頻度が激減しました。

ただ一度だけ、疲れて体調が悪い時に仕事を無理した際、摂食していないにも関わらず嘔吐が止まらなくなり、嘔吐症で入院してしまったことはあるので、以来体調管理には気を付けています。

できるだけ誰かと一緒に過ごすようにはしていても、最初はどうしても1人になった際に過食嘔吐してしまうこともありました。しかし、精神的に安定すると同時に全体的に機会が減り、今では自然に拒食症も過食症も落ち着いています。

過食の衝動にかられる時の対処法

私が実践している、過食したい欲求が強くなった際に、それを抑えるためにやっている方法をご紹介します。

①誰かと一緒にいるようにする

誰かと一緒にいることで、暴飲暴食や嘔吐を避けることができます。他の人がいる前で尋常じゃない量を食べたり、嘔吐したりできないという心理を活用します。

②炭酸を飲む

苦しくならない程度に炭酸水を飲むことで、満腹感を疑似的に感じることができます。

過食は空腹時に誘惑がくることが多いため、空腹を感じたらこまめに炭酸を飲んだりナッツを食べたりして、出来る限り極度の空腹感を避けるのも一つです。

③食事は決まった時間に食べる

不規則な時間に食べると過食しやすくなります。

そのため、できる限り決まった時間にしっかりと食事を摂ります。

また、おかわり方式ではなく、最初に1食で食べる量をお皿に盛っておくことで、視覚的にも満腹感を得やすくなります。

④忙しくする

忙しくしていると食べる暇もないですし、過食する余裕もありません。

過食は時間がある程度ある時に、したい衝動にかられます。

そのため、予兆を感じたらできるだけ身体を動かして忙しくすることでその欲求を消化することができます。

⑤プロテインを食べる

どうしても何かを口にしたくなった場合は、罪悪感なく食べることができ、素早く満腹感を得られ、食べたことを後悔しない食べ物を食べるようにします。

プロテイン(タンパク質)はどれだけ食べても(人が一般的に食べられる量なら)身体にとっていいことしかありません。イカやこんにゃくなどに比べすぐ満腹感を感じることができ、太りにくい食べ物です。

そのため、どうしても我慢できないときにはプロテインを摂取することで、過食欲求が抑えられます。

この記事で一番伝えたいこと

症状が安定したきっかけとして、誰かと一緒に過ごすようにしたことを挙げましたが、症状が安定した理由はそれだけではないと考えています。

ストレスをできるだけ感じないように、そして、感じたストレスは溜めこまず発散する方法をいくつも持っておくこと。

これが私の拒食症・過食症の克服と、双極性障害をはじめとする合併症(精神疾患)の安定化に大きく影響していると考えています。

それは、双極性障害だけがよくなったり拒食症・過食症だけがよくなったのではなく、全てが同じタイミングで同じように良くなってきているからです。

自身にいくつも病名があるから1つ1つ治していかなければ、とか、1つを克服しても他にも疾患がある・・・と思うのではなく、全体的な症状改善のための方法を考えて行くことが大切です。

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