子供が欲しい、焦る気持ちと終わりの見えない治療

女性は妊娠適齢期というものが一般的に存在します。

一方で、双極性障害の治療は重症度や罹患期間などにもよりますが、決して短期間で終わる治療ではなく、一生涯付き合っていく疾患です。

そんな中で、安全な妊娠が可能な間に子供を授かりたい人はどのように治療と付き合っていくべきなのか。どういった方法で安全に妊娠することが可能なのかについて、私自身の治療体験を通じて、この章では書いていきたいと思います。

現状の治療状況と焦り

私は今、安全に子供を授かるために、主治医の元、薬をなくする方向で治療を行っております。

現在は約1年近く睡眠薬を断薬することが出来ており、抗精神薬といった類の薬も最小限 (一般的な適応用量の半分以下)を1年以上続けております。

あと一歩、今服用している薬剤を1錠、飲まずに済めば、全ての薬剤を断薬することが可能な状態です。

今の病院に転院してきた当初は成人女性の一般服用用量を大きく上回る程の薬(1日に15錠以上)を服用していましたので、当初に比べたらかなり減薬できています。

しかし、このあと1歩の状態が年単位で続く中、また周囲の友人たちが次々に子供を授かっていく中で、いつまでこの状態が続くのかという焦りと、周囲の何気ない「(子供)まだなの?」の一言に、精神的にもかなり限界が来ていました。

子供が欲しいという気持ちがより症状を悪化させることに

本当は子供が欲しいのに作れない状況がとても辛く、強く心を蝕みました。

その想いは、時々発作のように突然悲しく苦しい気持ちに支配され、夜に泣いてしまうことも増えてきました。

夫婦の話し合いでは解決の糸口が見えない状態で、医師に無断で断薬してみたりしましたが、結局体調が悪化して薬を飲まざるを得ませんでした。(個人の判断で断薬するのは本当に危険なので、私が言えたことではありませんが絶対にやらないでください。どうしても断薬したい場合は医師に相談してください。)

症状が不安定になる中で、薬は最低用量ではありますが、増減を繰り返しました。

医師への相談

このままでは本当に私の心が壊れてしまうと思った夫のアドバイスから、夫婦でそろって病院に行き、主治医に現状をありのままに伝えることにしました。

その上で、苦しんでいる現状を解決できる方法がないか、2つ質問をしました。

具体的に聞きたかったことは、①現状のあと一歩の治療がいつまで続くのか ②妊娠するためにはどうすればいいのか、です。

主治医によると、私は精神的に悪化すると体質的に嘔吐として症状が現れるようで、症状を安定化させるためにはずっと低容量の薬を服用し続ける必要があるだろうという見解でした。

一方で、患者が強く妊娠したいと望むのなら、薬剤を一切断って妊娠することを優先して治療を行うこともできるとのことでした。

医師曰く、女性は子供のことに関してはとても強く、「子供が欲しい」という強い気持ちがあれば断薬できることも多いのだそうです 。

今現在の私たち夫婦が出した答え

30を超えると妊娠しにくくなると一般的には言われておりますが、医師曰く35~40くらいであれば十分安全に妊娠・出産できるとのことでした。

そのため、私たちは焦らずに、もう少し気持ちに余裕をもって、金銭面含め環境を整えてから断薬し、子供を授かることにしました。

具体的には、現状のあと一歩の治療を続けつつ、子供を授かりたいタイミングで一時的に断薬し、出産後再度服薬を再開するという方針です。

もちろん、考えは変わるかもしれませんし、私の治療も変わっていくかもしれませんが、今の私たち夫婦で納得して出した答えです。

今できること

医師のアドバイスとして、母体の個体差があり、妊娠しにくい身体だったり状態によって適齢期が変わる可能性があるとのことで、1度産婦人科で検査をすることを勧められました。

「妊娠できるか調べてほしい」と伝えると診てもらうことができるそうです。

私自身、近いうちに調べてもらいに行こうと考えています。

さいごに

一人で終わりの見えない問題に泣きながら考えているよりも、専門家や周囲に相談した方がいいということを改めて実感しました。一方で、この半年ばかり悩んでいたことや考えていたことがたった1日で解決してしまったことに驚きを隠せませんでした。

しかし、1人で病院に行って相談しても同じ結果が得られたかと言われたら否だと思います。

私も何度か医師に妊娠したいことや、いつまでこの薬を服用しなければいけないのか聞いてきましたが、「まだもうしばらく薬は服用する必要がある、妊娠は断薬してから」としか教えてもらうことができませんでした。

夫婦である程度情報を共有し、時には一緒に病院に行ってもらい家族から見た私の現状を客観的に伝えてもらえたことが、結果として今回医師から話を引き出せたのだと思います。

いつか、夫婦そろって望んだ子供を授かることができることを目標に、1日1日を後悔なく精一杯生きていきたいです。

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