双極性障害の家族との付き合い方(家族や大切な人へ)

実は、私は結婚して数か月で双極性障害を発症しました。

そのため、最初は自身でも双極性障害という病気についてよくわからない不安感でいっぱいでした。もちろん本人が知らないことを、夫に理解を求めることが間違っているのですが、当時はそういった夫婦の理解や認知の差で度々夫婦喧嘩をしていました。

お互い、離婚を考えたことも何度もあります。

この記事では、同じような悩みを持たれている方や、双極性障害の家族(または身近な人)に読んで頂きたく、書きました。

夫(家族)から見た私と、パートナーとして一緒に闘病しながら歩んでいくと決めたきっかけ、家族としての在り方等、経験や思いを夫に書き下してもらいました

ぜひ、大切な人とのコミュニケーションの、気づきや参考にして頂けたらと思います。

双極性障害のパートナーを持って、一番大変だったこと

双極性障害のパートナーを持って大変だったことは、病気の知識が無いため、なかなか苦しみを理解出来ないことによる喧嘩が絶えず、心身の疲労がどんどん蓄積していったことです。

一度この負のサイクルに入り込んでしまうとなかなか抜けられません。

私たちの経験を通じて、どのようにしてこの状況から脱したのかを、これからお話しします。

誰にも言えないことによる苦しみ

私の場合、病気に対する基礎知識の少なさもさることながら、直面している問題を相談出来る、あるいは話が出来る人がいないことによるストレスが大きなものとなっていました。

家族に心の病気を患っている方がいらっしゃる場合は、同じような苦しみを経験している方が多くいるのではないかと思います。

私たちは、夫婦でカウンセリングを受けることも考えたことがあります。

双極性障害の患者だけでなく、双方の話を聴き適切な助言をしてくれるところを希望していたため、そのような場所がなかなか見つからず、結果としてお世話になることはありませんでした。

それでも乗り越えられたのは

先にどのようにして乗り越えたかと言いますと、パートナーの意見をなるべく聞き入れるようにすること、たったそれだけのことをしてみました。

当然のように思えるこの考え方に至るまでに大変な時間を要しましたが、実際に始めてみたことで、お互いにストレスが軽減して良い方向に向かったのではないかと思っております。

コミュニケーションをとることは大切ですが、その都度、考え方の相違による衝突が発生しました。

意見や考え方というのはどちらが正しいというものはありません。ですから私たちも先程記述したカウンセリングなどといった、第三者の仲裁機会が欲しかったのだと思います。

生活の維持と、コミュニケーションのバランス

私の場合、仕事の拘束時間が長いうえ、体力を使う仕事をしていますので、睡眠時間をしっかり取れるかどうかが、翌日の仕事の質に大きく影響しておりました。

帰宅してから食事をして、入浴すると、そのあとすぐに就寝しなければ充分な睡眠時間がとれませんでした。

そうした生活リズムの中で、就寝直前に生まれるわずかな時間に話しが始まるため、大事な睡眠時間を削られたという思いも相まって意見が衝突し、さらにその関係を修復するまで寝ることができないという毎日を繰り返していました。

離婚を踏みとどまった理由

妻にしてみれば、私と話す時間はその時しかありませんので、当然の行動だと今は思います。

そんな日々を過ごしていましたので疲労が溜り、離婚を考えるようになっていきました。結婚してから、妻の病気の治療と家計を支えるだけの十分な収入が必要でしたので、理解と協力をしてくれない妻にいらだちを感じていました。

離婚するしかないと思い始めていた中、ある時、なぜ妻と一緒になったのかと考えました。

それは、自営業で細々と生活していた私にとって、妻と一緒になることで新たな人生を踏み出せると思ったからでした。

その時、妻の存在が、収入が不安定な私について来ることを決断してくれた、大切なパートナーであることに改めて気が付きました。

そして、一緒に居続けるためには、お互いにしっかりと話を聴きいれることがとても重要なことであると考えるようになりました。

お互いの理解と協力が必要不可欠

心の病気を患っている人の家族は、症状の把握は出来ても、当人の心の持ちようや苦しみは経験がないゆえに、気持ちの理解はなかなか難しいことだと思います。

疾患に関する知識や理解は大事なことですが、まずはお互いに話を聴き、そして受け入れることが、一緒に過ごしていく上で重要であると思います。

正しいか正しくないかは、立場によって変わるものです。

コミュニケーションをとる時は、これが正解と押し付けるのではなく、話を聴きいれることを重視し、できるだけ寛容な姿勢を心掛けると、お互いのストレスが軽減されていくのではないかと思います。

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