どん底のとき、毎日をどう乗り越えていたか
双極性障害と診断されて、半年から1年くらいが一番つらい時期でした。
薬漬けも相まって、今までで一番重力が重く、トイレに行くのも大儀で、体力も落ち、起きている時は泣き、心も身体もどん底でした。
この記事ではそのような状況時、どのようにして毎日を前向きに生きようと思ったかについて書きたいと思います。
日記
私は毎日必ず就寝前に、日記をつけていました。
日記には、「今日できたこと」を書く様にしました。余力がないので、それだけです。それだけで、前向きに生きようと思えるようになりました。
そして、「今日できたこと」に対して、「えらい!」「頑張った!」と自分自身を褒めることを続けました。
書くことは些細なことでもいいのです。「夜ご飯作った」とか、「トイレ掃除した」とか、「お風呂に入った」など。
褒めることは何でもいいのです。自分を褒めることが、自己愛を育む上で大切です。
また、嫌なことがあった時には紙に書き出し、その紙を丸めて捨てることでその気持ちを捨てる様にしました。
これはとても効果的で、嫌な気持ちを引きずることなく、簡単に気持ちを切り替えられるため、今でもやっているおすすめの方法です。
日常的に自身を褒める習慣をつける
日常的に声にだして自身を褒めることで、他人から褒められるのと同じ効果をもたらします。
自己肯定感を育み、「私って必要な存在なんだ」「生きていていいんだ」と思えるようになります。
もちろん、家族や一緒に住んでいる方がいる場合は、その人たちに褒めてもらっても問題ありません。
一人暮らしの方や、他人にお願いするのが恥ずかしいという方はぜひ、声に出して自身を褒めてみてください。大切なことは、声に出すことです。
とはいえ、日常的に自身を褒める習慣をつけるのはなかなか難しいことです。
私も最初は自身を褒めるのは恥ずかしく、いつ褒めたらいいかタイミングもつかめませんでした。
そのため、日常よく目につく壁紙に 「私ってえらい!私ってすごい!私って頑張ってる!」と 書いたA4サイズの紙を貼り、目についたときに声に出して読み上げることで、自身を褒める習慣を付けることにしました。
そして就寝前には、「今日もよく頑張った」「1日乗り切ってえらい!」と、褒めてあげます。
大事なのは“声に出すこと”です 。
知識で自身を護る
病気に関する本や、HSP(対人関係に傷つきやすい人)関連の本、森田療法等の心理療法についての本を読むことで、知識を増やしました。
これは、心の余裕を持ったり、自分自身を知るために必要でした。
参考になった、比較的読みやすい本について、参考図書として記しておきます。
よくわかる 双極性障害 貝谷久宣 主婦の友社
よくわかる 森田療法 中村敬 主婦の友社
敏感すぎる自分に困っています 長沼睦雄 宝島社
IPT対人間関係療法で改善する 夫婦・パートナー関係 水島広子 創元社
まとめ
まず大切なことは、自分自身を褒めることです。言葉で褒めたり、身体を撫でて褒めます。
繰り返しになりますが、声に出して褒めてください。
身体を撫でるのは、自分自身でしても、身近な人にしてもらってもいいです。優しく身体を上から下に撫でてあげると、安心感が生まれます。マッサージしてもらうと気持ちも軽くなるのと同じです。
本は、自身を護る鎧のようなものです。知識を得ると、ちょっとした変化も受け入れることができるようになりました。
今日を生きるために、1つでもできそうなことがあればぜひ、実践してみてください。